道ばたに咲いていたねじねじのかわいいお花。子どものころ、ネジバナをおしえてくれたのは、小さな恋のものがたり、チッチとサリーでした。
ネジバナを漫画「小さな恋のものがたり」で知ったという方も多いのではないでしょうか あなたも?
「ねじれているからネジバナとも言うんですって。」とチッチが言っていました。
ネジバナが咲く土手で、チッチとサリーがすわっている場面がほのぼのしてだいすきでした。
サリーがだいすき。サリーに恋をしているチッチ。今でもネジバナを見ると胸がキュン。昔を思いだしてほっこり。
あなたもネジバナ(モジズリ)のなつかしい想い出がありますか?
チッチがだいすきな野の花のネジバナ
チッチのような可愛らしいお花ですね。モジズリ(綟摺)、ネジレバナ、ネジリバナ、ネジリソウともよばれています。
ネジバナは野原の蘭。蘭の花らしい気品があります。さりげなく美しい。ステキな草花ですね。
4月から10月ごろに、らせん状にねじれて花が咲きます。ピンク色、紅紫色、まれに白色のネジバナもあります。
らせんの巻き方は左巻き、右巻きの両方があります。
ネジバナ(モジズリ)の花言葉
ネジバナ(モジズリ)の花言葉は、「思慕」です。「しぼ」と読みます。思い慕う、恋しく思うことです。
ネジバナの花言葉の思慕の由来としてよく知られているのが万葉集の歌にあるという説です。
百人一首の「みちのくの しのぶもじずり 誰ゆえに…」秘めたる恋の歌です。
あなたのそばにいる事がなかったら、モジズリ(綟摺)のように苦しく身をよじりあなたを恋しく思う事もなかったのに。
サリーを一途に思うチッチの恋心。ヤキモチをやいたり、サリーが気になってしょうがない…ネジバナの花言葉はチッチの恋心のようです。
おわりに
サリーに恋するチッチがとてもかわいくて応援してました。
小さな恋のものがたりを読んでいた思春期の片思い。自信がない自分がチッチに重なって読んでいました。
50代の今、チッチとサリーを読み返すとまた違った感じがします。可愛らしいお花、季節のうつりかわり、チッチたち登場人物のほのぼのさに癒されます。