ホンマでっか!?TV。令和に消えゆくモノとは?に、いちごスプーンが登場。

いちごスプーンを知っていますか?いちごスプーンは、マツコ懐かしのスプーンだそうです。

いちごスプーンとは

底が平らでぶつぶつが刻まれているスプーン。いちごをつぶすために作られました。便利なので大ヒット。昭和の家庭に1個はあったのではと言われています。

昭和生まれのミーコも子どもの頃、牛乳とお砂糖の入った器にいちごを入れていちごスプーンでいちごをつぶしていちごミルクを作って食べていました。なつかしい。美味しかったです。牛乳がピンク色になるんですよね。

いつのまにか見かけなくなったいちごスプーン。ホンマでっか!で紹介してもらって何だかうれしいです。実家の食器棚にあるかも…聞いてみようと思います。

いちごスプーンはなぜ見かけなくなったの?

1960年代にいちごが一般家庭でも食べられるようになりました。当時のいちごは酸味が強かったのでつぶして砂糖と牛乳をかける食べ方が流行りました。

いちごをつぶす時にすべりにくいように、底が平らでブツブツのいちごの種の模様の突起が刻まれたいちごスプーンが老舗カトラリーメーカーのラッキーウッド 小林工業にて開発されました。

時代とともに、いちごの品種改良されいちごが甘くなりました。つぶさずにそのままフォークで食べるのが主流になりいちごスプーンは使われなくなり見かけなくなりました。

いちごスプーンは現在も製造、販売されてるの?

ラッキーウッド 小林工業のいちごスプーンは、平成そして令和の今も製造・販売されています。

最盛期には年間5万本も生産していたそうです。今は700本位と減ってはいますが現役でロングセラー商品です。

貝印いちごスプーン、ヘンケルス いちごスプーン、パール金属いちごスプーンもあります。

100円ショップのダイソー、セリア。ニトリなどのホームセンター。イオンやイトーヨーカドーなどのショッピングセンターの食器コーナーで販売されています。

ネット通販でも取り扱い販売されています。

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いちごスプーンが復活・いちごスプーンの使い方

いちごスプーンは、最近はいろいろな用途で使われて人気も復活しています。

離乳食や介護用離乳食レシピ本にも、いちごスプーンの使い方が紹介され再ブームになっています。

いちごスプーンは離乳食や介護食を作るのにぴったり。かぼちゃやじゃがいもなどの野菜をゆでたりレンチンしたらいちごスプーンでつぶすだけ。ミキサーや裏ごし器を出さなくていいので洗いものも片付けも楽チンです。果物やおかゆなどの固形ものもつぶせます。

おわりに

老舗カトラリーメーカ小林工業発祥のいちごスプーン。日本独自のカトラリーで歴史を感じます。ソーダスプーン・メロンスプーン・カツカレースプーン・グレープフルーツスプーンなども日本発祥のカトラリー。器用で繊細な仕事ができる日本人をステキに思えました。町工場でも数ミリ単位のスライスなどをしている熟練工さんの技術も素晴らしいです。

平成の終わりから令和に昭和のいちごスプーンの便利さが見直されていますね。娘のお孫ちゃんの離乳食を作れる機会があったらいちごスプーンを使って作りたいです。その前にババちゃん(主人の母)の介護食を作るのに使うようかなぁ。できれば介護はしたくない…(笑)