桜というとピンク色ですが珍しい黄色の桜もあるんですね。

淡い黄色のウコン桜(鬱金桜)もきれい。京都に咲く桜なのかなとイメージしましたが関東でも観られるそうです。

ウコン桜(鬱金桜)とは

数百品種のサクラの中で唯一黄色の花を咲かせるウコン桜。花弁数が15~20枚の大輪の八重咲きです。

ウコン桜は終わりに近づくと黄色から赤みを増し桃色に変わっていきます。

ウコン桜(鬱金桜)名前の由来

ウコン桜の花びらがショウガ科のウコンの根を染料に使った時に発色する鬱金色に似ていることから名付けられました。

ウコン桜は黄桜とも言われてます。かっぱのマークで有名な日本酒の「黄桜」の名前はウコン桜からきています。創業者の松尾治六郎氏がウコン桜を愛して命名しました。

ウコン桜(鬱金桜)の開花時期

ソメイヨシノの開花の後、4月中旬~下旬です。

ウコン桜が見られる場所

ウコン桜は全国に27本しかありません。

東京では新宿御苑、代々木公園、光が丘公園、小石川植物園・世田谷観音寺・早稲田大学で見られます。

関東では、神奈川県立フラワーセンター大船植物園、埼玉県の大宮公園、埼玉県川口市の花と緑の振興センター、静岡県伊東市のさくらの里、山梨県甲府市の金桜神社で見られます。

愛知県岡崎市の上地八幡宮、京都の六孫王神社、大分県の一心寺でも見られます。

わたしの住んでいる茨城県にはウコン桜があるかな?調べてみたら八重桜まつりで有名な那珂市の静峰ふるさと公園にありました。

公式HPに載っていて間違いないみたい。多くの場所で見られるギョイコウ桜(御衣黄)と思ったけどウコン桜もギョイコウ桜もある。驚きでした。

ウコン桜(鬱金桜)とギョイコウ桜(御衣黄)の違い

花弁が内に伸びているならウコン桜。花弁が外に巻いてるならギョイコウ桜。ウコン桜は淡い黄色で全体にほのかにピンクが広がる。ギョイコウ桜は緑色で中心部分に赤い筋ができる。大きさはウコン桜の方が小さめです。

 

 

 

 

 

↑ウコン桜は淡い黄色ふんわりと優しい。

 

 

 

 

 

↑ギョイコウ桜は緑色でハイビスカスみたいで可愛らしいです。

ウコン桜(鬱金桜)の盆栽

希少種のウコン桜を見たいけど近くに咲いていなくて…

ウコン桜の盆栽もステキですよ。

ミニチュアサイズの盆栽だけど春になると小さい鉢植えに満開のウコン桜を咲かせてくれます。家でプチウコン桜のお花見ができちゃいます。

難しいお手入れもなく、鉢植えに水を与えるなど、ふつうの花鉢のように簡単です。何年にも渡って花を咲かせてくれるなんてうれしいですね。楽天やamazonなどの通販でも販売されています。

 

 

 

 

 

 

 

ウコン桜の花言葉

ウコン桜の花言葉は「優れた美人」ウコン桜は別名「美人桜」とも呼ばれています。見る人に幸せを呼ぶ桜とも伝えられています。

おわりに

春に萌え出る草の芽をあらわす萌黄色(もえぎいろ)のウコン桜。江戸時代から花びらが散り風に運ばれていく姿が風情があると愛されてきました。透明感のある花びらは桃色になり散っていきます。

ウコン桜は海外でも人気です。日本では貴重種。戦時中に空襲で焼失したもの日本の気候に合わなかったなどで原木のほとんどが消失しています。

ソメイヨシノのような華やかな感じはありませんが上品でひかえめな淡い色合いに魅了されます。

世田谷観音寺は「拝むとお金に憂鬱にならない」という看板もあり珍しい黄色の桜と金運アップで人気スポットになっています。